菅政権、閣僚平均年齢は60.38歳 女性閣僚は2人
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菅義偉首相を含む菅内閣の閣僚の平均年齢は60.38歳だった。麻生太郎副総理・財務相など安倍政権を支えてきた閣僚の再任や別のポストから移った人が多く、2012年の第2次安倍内閣発足時の57.74歳より高くなった。
19年9月の第4次安倍再改造内閣の発足時に比べると、1.17歳若返った。

菅内閣の最年少閣僚は39歳の小泉進次郎環境相。50代が9人、60代が8人、70代が3人を占め、最高齢は79歳の麻生氏だった。
女性閣僚は再入閣した上川陽子法相と再任した橋本聖子五輪相の2人。女性活躍の推進を掲げた14年9月の第2次安倍改造内閣で過去最多に並ぶ5人まで増えたが、その後は低水準が続く。
新型コロナウイルスへの対応を継続するため、麻生氏や西村康稔経済財政・再生相ら計8人を再任した。安倍政権の路線を継承する姿勢を示すためでもある。
初入閣は安倍晋三前首相の実弟、岸信夫防衛相ら5人にとどめた。第4次安倍再改造内閣の発足時は13人だった。