中国外相、モンゴルと「内政不干渉」を確認
【北京=羽田野主】中国の王毅(ワン・イー)外相は15日、訪問先のモンゴルの首都ウランバートルでエンフタイワン外相と会談した。「互いの主権を尊重し、国内問題に干渉しない」と確認した。

中国の内モンゴル自治区で起きたモンゴル族による当局への抗議活動について、モンゴル政府が口を挟まないよう中国がくぎを刺したとみられる。
内モンゴル自治区では小中学校で標準中国語(漢語)の教育を9月から強化した。反発したモンゴル族による授業のボイコットなどが起きている。モンゴルでも抗議活動が起きているという。
王氏は新型コロナウイルスのワクチンなどで協力する考えを示した。