JR貨物、8月の輸送実績前年比13.6%減

2020/9/16 17:20
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JR貨物は16日、8月の輸送実績が前年同月比で13.6%減の199万5千トンだったと発表した。新型コロナウイルスの影響による経済活動の停滞で、紙・パルプなどほとんどの品目で前年を下回った。月次の輸送実績で前年割れは11カ月連続で、真貝康一社長は2020年4~9月期の連結決算は「経常損益ベースでの赤字は避けられないだろう」と明らかにした。19年4~9月期は59億円の経常黒字だった。

9月前半も8月と同様の輸送動向が続いており、JR貨物は輸送量が前年並みに戻るのは21年3月ごろとみている。20年4~9月期の連結経常損益の具体的な赤字幅については「数字は持ち合わせていない」(真貝社長)とした。

これまで、コロナの影響で先行きが見通せないとして、中間決算の予想は開示していなかった。21年3月期の通期では黒字化を目指すという。

8月の輸送形態別実績の内訳は、コンテナ輸送で、外食向けビールなどの食料工業品(16.1%減)や紙・パルプ(27.8%減)などが振るわなかった。紙・パルプは企業のペーパーレス化などの取り組みで、以前から減少傾向にあったが、新型コロナでイベント用ポスターやチラシなどの需要が激減したことなどが響いた。

列車の貨車を貸し切って輸送する車扱では石油の消費量が減少し、主力の石油で同19.6%の減少だった。

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