九州圏の8月輸出 16%減 自動車の改善続く

九州・沖縄
福岡
2020/9/16 18:20
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門司税関が16日発表した8月の九州経済圏(九州7県と山口、沖縄県)の貿易統計(速報値)は、輸出額が5735億円と前年同月比16%減少した。7月(22%減)より改善した。主力の自動車輸出は21%減の1300億円で、5月(62%減)を底に回復が続いている。米国向けの自動車輸出は5%増の349億円と13カ月ぶりにプラスに転じた。

8月の貿易統計を発表する門司税関幹部(16日、北九州市)

全体の輸出の減少は13カ月連続。門司税関の大内伸司調査部次長は「米国経済に少しずつ回復の動きがみられる。自動車輸出がプラスに転じたことは(九州経済圏にとって)明るい兆し」と語った。

中国向けの自動車輸出は、24%増の525億円だった。プラスは3カ月連続で、単月の輸出額として過去最高を更新した7月に続いて高水準を維持した。韓国などから引き合いが増えた半導体製造装置は68%増の517億円だった。次世代通信規格「5G」関連の需要を追い風に、5カ月連続のプラスと好調だ。

船舶や電子部品は振るわなかった。自動車も欧州向けは8カ月連続のマイナスと苦戦が続く。

輸入額は26%減の4041億円。原油が価格下落で40%減の739億円に落ち込んだ。輸出から輸入を差し引いた額は1694億円の輸出超過。8月の輸出超過額としては過去最高を更新した。

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