安倍内閣が総辞職 連続在任最長、2822日で幕

菅内閣発足
2020/9/16 9:23
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臨時閣議に臨む安倍首相(16日午前、首相官邸)

臨時閣議に臨む安倍首相(16日午前、首相官邸)

安倍内閣は16日午前の臨時閣議で総辞職した。2012年12月26日の第2次内閣発足以降、安倍晋三首相の連続在任日数は2822日で幕を閉じた。第1次政権を含む通算在任日数は3188日でいずれも憲政史上最長となった。

安倍氏は首相官邸で記者団に「政権奪還以来、経済再生、国益を守るための外交に一日一日全力を尽くした」と述べた。「様々な課題に国民とともにチャレンジできたことは私の誇りだ。苦しい時も支えてくれた全ての人に感謝したい」と語った。16日に発足する菅内閣を「1議員として支えたい」と話した。

安倍氏は06年9月、小泉純一郎元首相の後継として戦後最年少の52歳で首相に初めて就任した。07年参院選で大敗した後、同年9月に体調の悪化を理由に退陣した。

12年9月の自民党総裁選に勝利して総裁に返り咲くと、同年12月の衆院選で民主党から政権を奪還した。14年と17年の衆院選や13、16、19各年の参院選のいずれも勝利し、長期政権を築いた。

19年11月に通算在任日数が明治・大正期の桂太郎氏を上回り憲政史上最長となった。今年8月24日には連続在任日数でも大叔父の佐藤栄作氏を抜いて歴代最長記録を更新した。8月28日に持病の再発を理由に辞任を表明した。

安倍氏は金融緩和、財政出動、成長戦略の3本の矢からなる経済政策「アベノミクス」に力を注いだ。在任中に2度の消費税増税を実現した。15年に集団的自衛権の限定行使を可能にする安全保障関連法を制定した。

外交では米国のオバマ前大統領の広島訪問を実現させた。トランプ大統領と信頼関係を構築し、日米同盟を強化した。

政府は16日の臨時閣議で内閣総辞職にあたり首相談話を決めた。「20年近く続いたデフレに3本の矢で挑み、400万人を超える雇用を作り出した」と成果を強調した。次の内閣への理解と支援を要請し「8年近くにわたり本当にありがとうございました」と結んだ。

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