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食材つまり死亡、どう防ぐ 幼児事故「小さく切って」

4歳児が大粒のブドウを喉に詰まらせて亡くなる事故が起きた。白玉団子、ナッツなど、幼い子どもが窒息を引き起こす食材は、実は身近に多い。痛ましい事故をどうしたら防げるか。専門家は「食材を小さく切るなど、大人たちは常に予防の意識を」と強調する。

事故は東京都八王子市で7日午後に発生。幼稚園の給食で出た直径約3センチのブドウ「ピオーネ」を食べた男児が、急に苦しそうな表情で立ち上がった。職員が吐き出させようとしたが出ず、搬送先の病院で死亡。喉から皮がむかれた状態の1粒が見つかった。

消費者庁の調査によると、2010~14年に起きた14歳以下の窒息死事故のうち、食品に起因するものは17%で、うち約8割は6歳以下。原因はマシュマロや団子、ブドウ、リンゴなどだった。

特に注意が必要なのが豆やナッツ類。表面がつるつるしているものが多く、気管に入ってしまったり、体内の水分を吸って膨らみ、気管をふさいだりして重い症状を招く恐れがある。

子どもの事故予防に取り組むNPO法人「Safe Kids Japan」理事長で小児科医の山中龍宏さんは「ブドウによる窒息は複数起きている。教育・保育施設向けの国のガイドラインには『過去に窒息事故を起こした食材は使用しないことが望ましい』とある。4分の1程度にカットして出すべきだった」と指摘した。

一般的に、奥歯が生えそろう3歳すぎまで大人に近いそしゃくは難しい。「子どもはかめない食材を吸い込むため、窒息しやすい。ピーナツ1粒で亡くなることもある。特に未就学児には、危険性のある食材を与えないことも大事な予防だ」

万が一の時にどう対処すべきか。消費者庁の担当者は「自分で何とかしようと思わず、すぐに119番を。呼吸をしていない場合は心肺蘇生を優先し、救急車を待つ間に異物除去を試みてほしい」と話す。ツイッターなどで事故予防や応急処置の情報を紹介している。〔共同〕

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