日銀の市場安定策、危機モード一服
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日銀の新型コロナウイルス対応の市場安定策が一服しつつある。上場投資信託(ETF)の購入額は3月をピークに減り、8月はコロナ前の2019年11月以来の低水準だった。銀行へのドル供給の残高も5月のピーク時より75%減った。ただ感染再拡大で市場が混乱する懸念が消えたわけではなく、新政権が誕生する16日以降も大規模な金融緩和政策は当面維持する見通しだ。
日銀のコロナ対策は企業の資金繰り支援と市場安定が柱で、一...
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