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診療所でPCR検査 山形県と医師会が今冬体制整備

山形県と山形県医師会(山形市)は、住民にとって身近な診療所やクリニックで新型コロナウイルスのPCR検査を受けられる体制を作る。両者で県内の医師会を回って説明会を開催、今冬のインフルエンザ流行期に備える。症状が似通う事例が多く、医師が必要と判断した患者はすべて検査できるようにする。

県衛生研究所や保健所に民間の医療機関を含めると現在、1日500件まで検査に対応できるという。高性能機材の導入などで今冬には1000件まで増強できる見通しだが、検体をどう取るかが課題となっている。

県内19カ所の新型コロナ受診外来では限界があり、ドライブスルー方式のPCRセンターも1カ所にとどまる。厚生労働省の通知も踏まえ、住民に身近な診療所で採取できるようにする。感染の可能性がある人が増えることに抵抗感を持つ診療所関係者もおり、県医師会が県と11の地区医師会で説明会を開く。

無料で検査するための契約は県と医師会が結んで診療所の手間を軽減し、併せて新型コロナ関連の補助制度も説明する。中目千之県医師会長は「県職員も一緒に全地区医師会を回るのは全国的にも珍しい」という。

説明会は近く上山市で開いて順次広げ、約1000カ所の診療所・病院に協力を求める。どの程度が応じるかは見通せないというが、「今冬に必要な膨大な数のPCR検査には開業医の協力が必要」(中目会長)という。

説明会では陰性証明書を出すよう協力も求める考えだ。海外出張や技能実習生の一時帰国などに企業から要請が強いが、日本渡航医学会が公表している東北の医療機関は宮城県と山形県の計2カ所にとどまる。

山形市のべにばな内科クリニックは産業医を務める企業の要請をきっかけに8月末から自由診療(自己負担)のPCR検査を開始。唾液を使う検査でこれまで10件に対応した。今冬の流行期にも備えカーテンを設置、裏口から入り一般患者と接触しないようにした。

海外経験のある斎藤博院長は「渡航の動きが活発になり始め、このままでは企業活動に影響する」と指摘。インフル流行期にも「唾液検査であれば感染が疑われる人にも対応しやすく、早急に対応する診療所を増やす必要がある」としている。

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