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住友化学、中国で車向け樹脂を3割増産へ

住友化学が中国の成都市に新設したPPコンパウンドの工場

住友化学は15日、中国でポリプロピレン(PP)樹脂を増産すると発表した。2021年に江蘇省の新工場と四川省の工場で生産を開始する。投資金額は非公表。中国での生産能力は年間約7万トンと、3割増加する。現地拠点を増やし、自動車関連メーカーなどへの供給力を高める。

増産するのはPPにガラス繊維や添加剤を混ぜる「PPコンパウンド」で、自動車のバンパーや内装材、家電製品などに使われる。

江蘇省無錫市の工場は19年に着工し、このほど完工した。新設した四川省成都市の工場では試作や顧客評価を行っている。21年初めから、両工場で生産を開始する。無錫市の工場の生産能力は年間1万1千トン、成都市の工場は同7500トンとなる。中国のPPの工場は5拠点体制となり、生産能力は3割ほど増加する見通しだ。

中国西部の成都市と沿岸部の無錫市に2拠点を新設することで、自動車生産が増加する内陸部の需要を捉える。また電気自動車の軽量化に向けた樹脂素材の需要増にも対応したい考えだ。

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