/

中国小売売上高、コロナ後初のプラス 8月0.5%増

週末のショッピングモールに人出が戻ってきた(北京市)

【北京=川手伊織】中国国家統計局が15日発表した2020年8月の主な経済統計によると、小売売上高が新型コロナウイルスのまん延以降、初めて前年同月を上回った。百貨店やスーパー、電子商取引(EC)などの売上高を合計した社会消費品小売総額は0.5%増えた。ただけん引役の自動車は政府の販売支援策で伸びており、消費回復のペースは緩やかだ。

社会消費品小売総額が前年同月の水準を上回るのは、19年12月以来だ。自動車が11.8%、化粧品が19.0%それぞれ増加した。回復が遅れていた飲食業は7.0%減だったが、マイナス幅は7月(11.0%)から縮まった。映画館など娯楽施設の営業再開で街に少しずつ人出が戻り、飲食店の売り上げを押し上げた。

ただ毎月7~8%伸びていたコロナ前と比べると、20年8月はようやくプラスに戻ったばかりだ。家具は4.2%減少した。消費の正常化にはなお時間がかかりそうだ。

消費に先立ち復調していた工業生産は5.6%増と、5カ月連続で前年同月を上回った。主な品目の生産量をみると、販売が伸びている自動車が7.6%増加した。スマートフォンも12.1%増と好調だった。工業ロボットやセメントなど企業向け品目も伸びた。

オフィスビルや工場の建設など固定資産投資は1~8月の累計で前年同期比0.3%減だった。なお減少が続いているが、マイナス幅は1~7月(1.6%減)より縮まり、ほぼ前年並みに戻った。国有企業主導の景気対策で大型工事が進んでいることを反映した。

投資のうちマンション建設などの不動産開発投資は1~8月の累計で4.6%増と、3カ月連続のプラスとなった。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン