キャンプ用品事故、7割増 コロナ禍で人気も要注意

2020/9/15 8:48
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こんろや折りたたみイスなどキャンプ用品の事故が増えている。製品評価技術基盤機構(NITE)によると、2019年度は10年前に比べ7割増の33件に。新型コロナウイルスの感染拡大によって密集を避けられるキャンプが人気となっており、NITEの担当者らは「特に初心者は事故に注意してほしい」と呼びかける。

札幌市西区のアウトドア用品店では、たきび台から10万円を超える高額テントまで幅広く売れ行きは順調という。三岡広太店長は「若者やファミリー層の来店が多い。キャンプ場に行かず、屋内やベランダにテントなどを持ち込む『家キャン』も人気で、楽しみ方が多様化している」と話す。

ただ、キャンプ熱が高まる一方で、事故も増えている。北海道紋別市のキャンプ場で8月15日、テント近くでこんろの炭に火を付けたまま就寝した母子4人が一酸化炭素(CO)中毒の疑いで搬送された。命に別条はなかったが、警察や消防によると、家族は「寒くて夕食で使った炭を消さなかった」と説明。テント内へとCOが流れ込み、充満した可能性があるという。

NITEによると、こんろや折りたたみイスなどの事故は10年度には19件だったが増加傾向にあるという。原因の約4割は不注意や偶発的な事故で、死亡事故に至るケースもあった。

三岡さんの店ではガス製品や炭の購入客に事故の注意喚起をしている。「初心者が用具を扱う機会が増えた。事故を防ぐには、説明書を読んで使用するなど基本を守ることが重要です」

〔共同〕

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