バイデン氏に百億円投入へ 南部激戦州で前NY市長
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【ワシントン=共同】11月の米大統領選を巡り、大富豪のブルームバーグ前ニューヨーク市長は13日までに、激戦州の一つ南部フロリダ州で民主党のバイデン前副大統領を支援するため、1億ドル(約106億円)以上を投じる方針を固めた。米主要メディアが報じた。テレビCMなどにつぎ込む予定で、再選を狙うトランプ大統領にとっては脅威となりそうだ。
政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスが集計した13日時点の平均支持率によると、フロリダ州ではバイデン氏が1.2ポイントリードしているが、トランプ氏が差を詰めている。同州で24日から郵便投票が始まるのを踏まえ、バイデン氏の陣営は大量にCMを流し、引き離しを図る方針とみられる。
トランプ氏は13日、ツイッターで、ブルームバーグ氏が民主党候補指名争いに巨額の資産を投じて参戦したものの最終的に撤退したのを皮肉り「もう民主党政治に関わるのは十分だったんじゃないのか」と書き込んだ。
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