安倍前総裁の発言要旨 菅新総裁「令和時代に最もふさわしい」
安倍晋三首相(自民党前総裁)の14日の両院議員総会での発言の要旨は次の通り。

安倍政権に大変なご協力をいただきながら任期途中の辞任となったことをおわびする。急な総裁選となり、二階俊博幹事長を中心に整然と総裁選を挙行していただいたことに御礼を申し上げる。
覚悟と勇気を持って立候補した3人の候補者に心から感謝したい。自民党らしいすばらしい論戦を展開してくれた。
今回の総裁選においても各陣営で応援の論陣を張って頑張った若手議員の姿が目をひいた。3陣営でそれぞれ頑張った、活躍した皆さんの中から将来の党総裁が生まれるのだろうと期待する。
「日本を取り戻す」との思いで政権を奪還し、皆が夢に向かって進んでいける日本を、世界の真ん中で輝く日本を目指し、全力を尽くしてきた。
困難な課題にも挑戦し、残念ながら残された課題もあるが達成できた課題もある。7年8カ月、共に挑戦し続けることができたのは誇りだ。ずっと支えてくれた皆さんや、国政選挙のたびに力強い信任を与えていただいた国民のおかげだ。
総裁のバトンを菅義偉新総裁に渡す。この7年8カ月、官房長官として国のため、人のために黙々と汗を流してきた菅氏の姿をずっと見てきた。この人なら間違いないとの思いを皆さんと一つにできたのではないか。令和時代に最もふさわしい新総裁ではないか。
新総裁を先頭にコロナ禍を乗り越えて輝く日本を築き上げていこうではないか。私も皆さんと共に一議員として全力で支えていく。