/

自民党総裁選、14日午後投開票 菅氏が地方票もリード

(更新)
(左から)石破元幹事長、菅官房長官、岸田政調会長(14日)

安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日午後、国会議員の投票を実施し都道府県連の地方票とあわせて開票する。7派閥のうち5つの支持を得る菅義偉官房長官が石破茂元幹事長と岸田文雄政調会長を破り、新総裁に選出される見通しだ。新総裁は16日に衆参両院の首相指名選挙で首相に選ばれる。

総裁選は安倍首相が8月28日に持病の潰瘍性大腸炎の悪化を理由に辞任表明したのに伴う。任期は安倍氏の残りを引き継ぐため、2021年9月末までとなる。

自民党は14日午後2時から都内のホテルで両院議員総会を開く。

所属国会議員票394、各都道府県連に3票ずつ割り振った地方票141の計535票で争う。

47都道府県連の大半は割り当てられた3票の配分を決めるための予備選を実施した。

日本経済新聞の党本部や各陣営への取材では、13日夜時点で30超の都道府県で開票が進み、菅氏が141票のうち70票弱を固めた。北海道、東京、沖縄などで3票を確保した。石破氏は30台半ば、岸田氏は10票程度だ。

党内7派閥のうち、最大勢力の細田派、第2派閥の麻生、竹下両派、二階派、石原派が菅氏を支持する。菅氏に近い無派閥議員の一部からの支援も受ける。

国会議員票、地方票ともに優勢な菅氏が1回目の投票で過半数を得る公算が大きく、14日午後3時半ごろに結果が判明する見通しだ。同日夕に党本部で新総裁としての記者会見に臨む。

菅氏は総裁への選出後、直ちに党役員人事に着手する。15日にも幹事長や政調会長など党四役を決めて新執行部を立ち上げる。

安倍内閣は16日午前の閣議で総辞職する。同日午後、衆参両院の首相指名選挙で菅氏の首相就任が決まり、組閣を経て新内閣が発足する見込みだ。

菅氏は12年の第2次安倍内閣の発足以降、一貫して官房長官として安倍首相を支えた。安倍政権の政策を継承する意向で、大規模な金融緩和や新型コロナウイルス対策などを引き継ぐ。

3候補は14日午前、両院議員総会を前にそれぞれ記者団に意気込みを語った。

菅氏は「平常心だ」と話した。地方票の動向については「地方にも想像以上に理解してもらっているのではないか」と分析した。

石破氏は「厳しい状況の中で支持してくれる声をこれから生かさないといけない」と強調した。

3候補は13日、フジテレビ番組とNHK番組に出演し討論した。

菅氏は携帯電話料金の値下げの必要性を強調した。「大手3社が寡占状況だ。ものすごい利益を上げており、競争を働かせる」と述べた。電波利用料に関し「見直しはやらざるをえない」と引き上げに言及した。

新総裁に就いた場合の人事について「改革意欲がある人を登用したい」と強調した。橋下徹元大阪市長の要職起用は「200%ない」と答えた。

新型コロナに対応した追加経済対策にも触れた。20年度第3次補正予算案を検討するかを問われ「予備費を使い、さらに必要であればそうした対策は必要だ」と説明した。

岸田氏は「財政措置が必要なものはちゅうちょしてはならない」と話し、石破氏は「予備費を何に使うか漠然としている」と指摘した。

菅氏は省庁の幹部人事を一元管理する内閣人事局について制度の修正は必要ないとの見解を示した。「最終的に大臣が了解しなければ(人事案を)動かすことはしない」と説いた。

内閣人事局は「森友問題」などで官僚の忖度(そんたく)につながったとの指摘があり、岸田、石破両氏は見直しを訴えた。

春割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で申し込むログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で申し込むログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で申し込むログイン