「公判で真実明らかに」 ケリー元役員、無罪に意欲

ゴーン元会長逃亡
社会・くらし
2020/9/13 11:30
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金融商品取引法違反罪に問われた日産自動車の元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告(63)が15日の初公判を前に、共同通信のインタビューに応じた。「日本の法律に違反したことはない。公判で真実は明らかになる」と述べ、無罪獲得に意欲を示した。

インタビューに答える日産自動車元代表取締役のグレゴリー・ケリー被告=共同

インタビューに答える日産自動車元代表取締役のグレゴリー・ケリー被告=共同

2018年11月にカルロス・ゴーン元会長(66)と共に逮捕された。「とても驚きショックだった。突然強引に捕らわれて国外に行くことを制限され、まだ裁判も始まってすらいない」とこれまでの月日を振り返った。

元会長の報酬の一部を退職後に支払うとして虚偽の有価証券報告書を提出したとされる起訴内容には「受け取ることになっていなかった。支払われていないし、支払う約束もされていない」と主張した。

「西川広人前社長を含む幹部も、退職後も(ゴーン元会長と)関係を維持するのは日産にとってベストだと考えていた」と強調。元会長は経営統合問題で主導権を争っていたフランス大手ルノーに圧倒されず、日産の独立を維持しようとしていたと指摘した。

ゴーン元会長が昨年末にレバノンに逃亡したことには「彼は法律に違反しておらず、自分や家族にとってベストだと思う決断をした。失望はしていない」と理解を示した。その上で、自分の無実を証言できるとして「ここにいたら良かったと思う」とも話した。

保釈後は仕事をせずに妻と2人で東京都内で暮らし、資料を読んで公判の準備をする日々。米国にいる生後9カ月と3歳の孫が映ったスマートフォンを示し「会社で解決すべき問題のために、これだけ長く家族と引き離されている」と語った。

〔共同〕

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