アストラゼネカ、英での治験再開 新型コロナワクチン

新型コロナ
ヨーロッパ
2020/9/12 23:59
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アストラゼネカのワクチンは副反応の疑いで治験を一時中断していた=ロイター

アストラゼネカのワクチンは副反応の疑いで治験を一時中断していた=ロイター

【ロンドン=佐竹実】英製薬大手アストラゼネカは12日、新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験(治験)を英国で再開したと発表した。副反応の疑いを受けて世界で治験を中止していたが、英当局から再開を認められた。他の国でも許可が得られ次第、治験を再開し、早期供給をめざす。

同社が英オックスフォード大学と共同開発するワクチンは治験の最終段階だったが、英国の被験者に副反応の疑いが出た。そのため6日にすべての治験をいったん中止し、独立委員会が安全性を確かめていた。同委員会が英国での治験再開に問題は無いと結論づけ、当局から許可を得た。

同社のパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)は10日、ワクチン開発中の一時中断は「よくあること」と説明。年内に治験のデータを当局に提出する計画は変わらないと述べていた。

新型コロナのワクチンは通常のワクチンに比べ異例の速さで開発が進む。それだけに安全確保が課題となるが、期待が先行している面がある。米国では治験終了前に投与を認めることが検討されるなど、ワクチンの政治的な利用も懸念される。

こうした動きを受けてアストラゼネカなど欧米の製薬9社は、安全を最優先し、効果が確認されるまでは当局に承認を求めないとする共同声明を出した。

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