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米オレゴン州、50万人に避難準備指示 山火事が拡大

山火事で焼失した住宅地(11日、オレゴン州メドフォード)=ロイター

【シリコンバレー=白石武志】米西海岸で山火事被害が広がっている。ワシントンとオレゴン、カリフォルニアの各州では現在も複数の大規模火災が続いており、米メディアによると死者の数は3州合わせて少なくとも26人になった。都市部の近くに火の手が迫ったオレゴン州では、約50万人に避難準備の指示が出ている。

オレゴン州では30を超える山火事が続き、焼失面積は東京都の1.6倍に当たる約3500平方キロメートルに達した。最大規模の火災の一つは州内最大の都市であるポートランドの近くで発生している。州政府によるとこれまでに4万人が避難し、州人口の1割強に当たる約50万人に避難準備の指示が出ている。

米メディアの報道によるとオレゴン州では11日までに少なくとも5人の死亡が確認された。州当局は把握できていない家屋の焼失が多く、死者数は今後も増えると予想している。ブラウン知事は10日の記者会見で「この3日間だけで例年の2倍の面積が焼けた」と述べた。

サンフランシスコ市では山火事の影響で空がオレンジ色になった=AP

8月中旬から山火事被害が続いているカリフォルニア州では今年に入ってからの焼失面積が1万2700平方キロメートルに達し、過去最悪だった18年の1.6倍に達した。11日までに州内の死者数は20人に達した。州北部の山火事で発生した煙が上空に流れ込んだサンフランシスコ周辺では今週半ばに太陽の光が遮られて日中の空がオレンジ色に染まる現象も観測された。

カリフォルニア州では現在も30近い火災が続いているが、州政府によると気温が下がり海から湿った風が流れ込んだことで火の手は弱まっているという。シリコンバレーの南東で発生した最大規模の火災については9割超が鎮火した。

ワシントン州では過去5日間で約2400平方キロメートルの山林が焼け、15年に次ぐ2番目の規模になった。インスリー知事は11日の記者会見で今年の火災について「気候変動によって引き起こされた全く新しい状況だ」と指摘し、山火事ではなく「気候火災と呼ぶべきだ」と述べた。

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