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Apple、クラウドゲーム配信認める 不満噴出で規約修正

アップルはクラウドゲームの配信を条件付きで認めたが、マイクロソフトなど提供者側は「不十分」と指摘している

【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルは11日、ゲームを逐次再生するクラウドゲームについて一定条件を満たせば「iPhone」などでの配信を認めると発表した。従来は同種のサービスを「規約違反」とし、米マイクロソフトなどが改善を求めていた。人気ゲーム「フォートナイト」の開発元との訴訟が続くなか、アプリ開発者側に譲歩の姿勢を見せたといえる。

11日にアプリストアの規約を更新した。これまで禁止していたマイクロソフトの「xCloud」や米グーグルの「スタディア」、米エヌビディアの「GeForceナウ」といったサービスのアプリを配信できるようになる。クラウドゲームは新たなゲームの遊び方として注目されており、配信が認められる意義は大きい。

ただ同時に、アップルは複数の条件も明示した。サービス提供側は多くのゲームをまとめて紹介するカタログのようなアプリを配信できるものの、一つ一つのゲームは「アップストア」を通じて個別のアプリとしてダウンロードする必要があるという。アプリ内での課金についても、同社の決済システムを使うよう命じた。

マイクロソフトの広報担当者は日本経済新聞の問い合わせに対し「(アップルの新条件では)顧客にとって悪い体験のままだ」と指摘した。動画配信の「ネットフリックス」などと同じように「ゲーマーも一つのアプリの中で(複数の)ゲームを遊びたい」という。同社は韓国サムスン電子のスマホなどにクラウドゲームを提供する計画だが、iPhone向けに配信するかは明言していない。

アップルのアプリ配信や決済をめぐっては8月、フォートナイトを開発する米エピックゲームズが「反競争的だ」として訴訟を起こした。他にも多くのアプリ開発者がアップルの規約の恣意性を指摘しており、修正によって不満を押さえる狙いがあるとみられる。11日には医療相談など1対1の交流サービスを提供するアプリについて、アプリ外の課金を認める変更も発表した。

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