NYダウ反発131ドル高 ナイキなど景気敏感株が高い

2020/9/12 5:10 (2020/9/12 5:35更新)
保存
共有
印刷
その他

【NQNニューヨーク=岩本貴子】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比131ドル06セント(0.5%)高の2万7665ドル64セントで終えた。株価指標面で割安感が指摘される景気敏感株が上昇し、指数を押し上げた。前日同様、スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトなど主力ハイテク株には午後から売り圧力が強まり、指数の重荷となった。

スポーツ用品のナイキが3%上昇し、過去1年(52週)の高値を付けた。化学のダウや建機のキャタピラーなど景気敏感株の一角が上昇した。金融のJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカも堅調で、ハイテク株に比べ指標面で割高感が乏しい主力株に打診買いを入れる動きがあったもようだ。ダウ平均の上げ幅は一時、300ドルに迫った。

ダウ平均は下落する場面もあった。前日に続き、上昇して始まったGAFAM(グーグルの親会社アルファベット、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト)のハイテク株には午後から売り圧力が強まった。アップルは3%安となる場面があった。

半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイスやエヌビディアも下げた。顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムも売られた。週半ばのハイテク株の反発に持続性がなかったため、短期的に一段の上昇が難しいとみた個人投資家やヘッジファンドが売りを出したとの見方があった。

米議会では追加刺激策の交渉が進まず、11月の米大統領選前に経済対策の成立は困難との見方が増えている。欧州では新型コロナウイルスの感染者数が増加。世界的に景気の先行きへの警戒が強まるなか、割高感が指摘されるハイテク株には資金が入りにくくなっている面がある。

ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落した。前日比66.05ポイント(0.6%)安の1万0853.55で終えた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]