8月の米消費者物価、0.4%上昇 予測上回る

【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が11日発表した8月の消費者物価指数=CPI(1982~84年=100)は、前月比(季節調整済み)0.4%上昇した。3カ月連続の上昇だが、伸び率は前月から0.2ポイント縮小した。ダウ・ジョーンズまとめの市場予測(0.3%程度)は上回った。前年同月比では1.3%上昇した。
ガソリンの値上がりでエネルギーが前月比0.9%上昇した。食品は0.1%上昇した。
変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.4%の上昇だった。中古車・トラックが5.4%上昇したほか、家賃、衣料品、航空料金などが値上がりした。コア指数は前年同月比ベースでは1.7%上昇した。