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ラクスル、ストップ高 チラシ市況回復を好感

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11日の東京株式市場で印刷・物流サービスのラクスル株が急伸した。一時、制限値幅の上限(ストップ高)となる前日比700円(19%)高の4295円と約1年ぶりの高値をつけ、そのまま取引を終えた。10日発表の2020年7月期通期の単独決算が会社予想を上回る内容だった。チラシ市況の回復が進み、物流では低採算案件の受注を減らし粗利率が改善。成長期待も高まり買いが集まった。

東証1部の値上がり率で2位に入った。ラクスルは全国の印刷工場や物流業者と提携。顧客からの印刷や運送の注文を仲介する。

20年7月期の最終損益は4億9400万円の赤字(前期は6900万円の黒字)だった。ただ会社予想の6億~6億8千万円の赤字に比べ踏ん張った。新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいたチラシなどの受注が、中小企業やスーパーの販促再開で上向いた。これを受けて月次売上高が5月を底に6月には前年同月比で微増に転じ、7月は17%増に拡大した。

粗利率も改善。物流事業では案件を採算重視で選別して、20年5~7月期は16%と前年同期から約10ポイント上昇した。印刷事業でも一部サービスの値上げが奏功した。大和証券の石原太郎シニアアナリストは11日付のリポートで、「各事業の需要回復に加え、投資再開で成長加速を見込む」との期待を示した。そのうえで目標株価を3900円から5700円に引き上げた。

今後の株価を巡っては「コロナ下でも成長する中小株は人気が高い。さらに上値を目指す展開もあり得る」(auカブコム証券の河合達憲チーフストラテジスト)との声も聞かれた。

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