前回の総裁選は?
自民党総裁選ドキュメント

前回の総裁選は2018年9月に実施された。安倍晋三首相(総裁)が石破茂元幹事長を破って3選を果たした。石破氏は党員・党友による地方票の45%を得て善戦し、党内にくすぶる安倍氏への不満も垣間見えた。
安倍首相が総裁に返り咲いたのは12年総裁選。その後の政権交代と首相再登板につながった。だが総裁選の1回目投票は石破氏が安倍氏を上回り、決選投票での逆転勝利だった。
予想を翻したのが01年の総裁選だ。小泉純一郎氏が「自民党をぶっ壊す」と叫び、国民人気を集めて勝利した。再登板を狙った橋本龍太郎元首相は敗れ、派閥政治の終焉(しゅうえん)につながった。
総裁選の歴史は自民党政治の権力闘争を映す。