NTTスマイルエナジー、派遣社員にも在宅手当
はたらく

関西タイムライン
2020/9/14 2:00
保存
共有
印刷
その他

NTTスマイルエナジーは派遣社員にもテレワーク手当を支給した

NTTスマイルエナジーは派遣社員にもテレワーク手当を支給した

電力事業を手がけるNTTスマイルエナジー(大阪市)はテレワークに対する手当を正社員だけでなく派遣社員にも支給した。パソコンの貸与や通信環境の整備などが整わず派遣社員が在宅で働くのが難しい企業もあるが、設備も提供。正社員と派遣社員に差を設けず、雇用形態に左右されない働き方をめざしている。

テレワーク手当は緊急事態宣言が出されていた4~5月に、臨時の福利厚生施策として導入した。テレワークにより生じた光熱費や水道代、通信費の一部を補填するため、1人当たり月3000円を上限に支給。正社員も派遣社員も内容は同じとした。

派遣社員9人の半数あまりが、多いときで週4~5日は在宅での仕事に移り、手当を受け取った。パソコンだけでなく、USBポートに挿入するだけで簡単にインターネットに接続できる通信端末も会社が貸与。電話での受付業務では、電話を自宅に転送するシステムも整えた。緊急事態宣言が解除されてテレワーク手当はなくしたが、派遣社員も自宅で働ける仕組みは続けている。

反応は上々だった。「業務に必要な環境を整えてもらって働きやすい」「通勤時間が減って楽になった」といった声が寄せられた。在宅で働けるようになり、新型コロナの影響で辞めた派遣社員はいないという。

テレワーク手当に限らず、これまで研修制度などでも正社員と派遣社員とで待遇に差をつくらないようにしてきた。座学の内容も社内で使うコミュニケーションツールもみな同じだ。

NTTスマイルエナジーは派遣社員を契約社員に登用する取り組みにも力を入れる。契約社員は企業が雇用契約を結び、通算5年を超えて働くと期間を定めずに働く形態に切り替える必要がある。

スマイル運営本部の綿田美幸さんは「いずれはチームの一員として長く活躍してほしい」としており、手当を受け取った9人のうち1人が契約社員になった。10月にはさらに1人が契約社員になる予定だ。

新型コロナが広がり、各社は派遣社員の扱いに悩んでいる。マイナビの5月の調査によると、派遣社員の給与見直しについて「未定」とした企業は27%と前年より6ポイント増えた。景気回復が見通しにくいなか、企業により非正規社員の待遇に差が生じそうだ。(山下宗一郎)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]