初陣の大谷、上地に敗れる 全米テニス車いす
四大大会初見参の大谷は、同大会優勝7度の上地に貫禄を見せつけられた。「憧れの舞台でうれしかったが、緊張しちゃった」。序盤からトスが安定せず、第1サーブが半分しか入らなかった。
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それでも2セット目は早めに強打を繰り出す展開に変えてタイブレークまで持ち込み、爪痕は残した。栃木・作新学院高ではダブルスで高校総体に出場。その後障害を負い、4年前に車いすに転向した。1つ年上の上地の背中を追いかけ、世界ランキングを9位まで上げての晴れ舞台。25歳は「やっとここまで来られた。(成長は)しっかり見せられた」と充実した表情だった。