東邦銀行、ドコモ口座の被害金支払い
NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」が不正利用された問題で、東邦銀行は11日、同行で被害に遭った顧客1人に被害額3万円を支払った。ドコモによる被害補填には時間がかかるとみて、速やかな被害回復に努めたという。
現時点で顧客の口座情報などが同行から流出した事実は確認されていないといい、今後、ドコモに被害額の支払いを求める。
同日、セキュリティー強化策も発表した。顧客がLINEPayなどほかの決済サービスの利用を申し込む際、同行は顧客が届け出ている電話番号に連絡しワンタイムパスワードを通知。顧客は自分の端末にこのパスワードを入力して認証を行う仕組みで、近く導入する。
同行は現在、ドコモ口座への同行口座の登録やドコモ口座への入金(チャージ)を停止している。
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