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アジア発米国行きコンテナ輸送、過去最高に 8月10%増

米調査会社デカルト・データマインがまとめた8月のアジア発米国向け海上コンテナ輸送量は、前年同月比10.6%増の167万5313個(20フィートコンテナ換算)となり、2004年の調査開始以来、単月として過去最高となった。米中摩擦をよそに、米国の年末商戦に向けた中国からの輸出がけん引した。

年末商戦に向けて繁忙期に入るなか、米国ではテレワーク関連消費に勢いがあることが背景にあるようだ。一部で郊外の大型住宅に移り住む動きから、家具や建材の輸送が増えた。「食材買いだめ用の冷蔵庫やテレビなど空輸が難しい商品の輸送需要が高まっている」(拓殖大学の松田琢磨教授)との指摘もある。

中国発は19%増の106万8257個と大幅に伸びた。ベトナム発も18.5%増の12万5875個だった。一方、日本発は主力の自動車関連の荷動きが鈍く、19.4%減の3万3225個にとどまった。韓国発は6.5%減の15万6528個だった。

品目別でみると、輸出量最大の「家具類」は29.3%増。パソコンを含む「機械類」も19.9%増えた。年末の季節商品である家庭用ゲーム機を含む「玩具・運動具」は4.7%増だった。中国発で2割以上伸びた品目が全体を押し上げた。

一方、「アパレル」は14.9%減。中国発が18%減となったのが響いた。ただ東南アジア発は4%減にとどまり、回復基調にある。「自動車関連」は2.3%減と振るわない。

中国発米国向けの輸送需要の高まりで、足元のコンテナのスポット(随時契約)運賃も上昇が続く。11日時点の上海発米西海岸向け運賃(40フィートコンテナ換算)は3813ドル。8月7日以降、毎週値上がりしている。コンテナ各社が減便を続けているため貨物スペースの不足感が高まり、輸送の需給が締まっている。

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