NTTとKDDI、災害時の物資運搬などで連携

2020/9/11 14:00
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NTTKDDIは11日、災害時の通信インフラの復旧などで連携する協定を結んだ。両社が保有する海底ケーブルの敷設船のうち、計4隻を使って基地局や発電機などの共同運搬などで手を組む。被災地への物資の搬送スピードを速め、設備復旧の妨げになる障害物の除去でも連携する。また新型コロナウイルスで日本の雇用が減っており、就労支援でも手を組む。

NTTとKDDIは災害時の物資運搬などで、連携を始める(11日)

通信大手同士の連携は珍しい。地震や勢力の強い台風、集中豪雨によって大規模な災害が増えており、第1弾としてNTTとKDDIが保有するケーブル敷設船の共同活用を始める。1隻に両社の物資を積み込み、「災害が広域化しているなか、より早く復旧活動を進めるメリットは大きい」(NTTの澤田純社長)という。

新型コロナの感染防止で、「密」を避けるために災害時の避難所の数は増えている。ケーブル敷設船は発電機や携帯電話、水、食料なども運ぶことができ、陸路での輸送に時間がかかる地域への支援物資の搬送も早める。まずはケーブル敷設船を持つ2社で連携を広げるが、他の通信企業との連携についても「公共に貢献する思いを共にするところとは一緒にやっていきたい」(KDDIの高橋誠社長)という。

また災害対応のほか、今後は両社で社会課題の解決として、就労支援などにも取り組む。新型コロナで雇用が減っている業界も多く、就労につながる教育の提供などの具体策を検討する。

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