NTT社長「グループでシステムを再確認」ドコモ問題で

2020/9/11 12:02
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NTTの澤田純社長は11日、NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出しが発覚した問題で「被害を受けられた方々に大変迷惑をかけ、申し訳ない」と述べた。ドコモに早期の全貌解明を求めた上で「(他の)グループ会社でも顧客保護の観点からシステムや仕事の方法を再確認する」と述べた。

NTT澤田純社長

同日開いたKDDIとの災害連携協定の記者会見で述べた。NTTの澤田社長は、ドコモが顧客拡大を進めるなかで「(本人確認の)認証が少しなおざりだった」と陳謝した。ドコモ口座の問題を受け、NTTの他のグループ会社でもシステムなどの不備がないかなどを再確認するという。

ドコモ口座を巡る被害は、10日正午までに七十七銀行(仙台市)など計11行66件で、総額で約1800万円の被害額が確認されている。

ドコモ口座はスマートフォン決済や送金のためのサービス。ドコモ口座を開設した上で、銀行口座と連携すれば、銀行からドコモ口座に入金(チャージ)し、スマホ決済「d払い」を利用できる。ドコモは被害拡大を防ぐため、ドコモ口座とひも付けが可能な35行全てで新規登録を止めた。

セキュリティーの改善策として、1カ月以内に口座開設時に本人確認ができる免許証などの電子データ提出を求めるシステムを導入。スマホのショートメッセージサービス(SMS)を使った2段階認証にも対応するが、登録済みの利用者向けのサービスは一部で継続している。

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