アフガン停戦12日に協議 政府・タリバン和平へ前進
米国務長官も立ち会いへ

2020/9/11 5:33 (2020/9/11 7:29更新)
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米特使(左)と平和協定に署名したアフガニスタンの反武装勢力タリバンの代表(2月29日、ドーハ)=AP

米特使(左)と平和協定に署名したアフガニスタンの反武装勢力タリバンの代表(2月29日、ドーハ)=AP

【イスラマバード=共同】アフガニスタン政府と反政府武装勢力タリバンの恒久停戦に向けた協議が12日にカタールで開催されることが決まった。タリバンなどが10日、明らかにした。前提条件の捕虜交換が半年遅れで終了。2001年の米中枢同時テロを受けた米軍のアフガン攻撃から続く戦闘の終結に向け前進となった。ただ、双方の主張に隔たりは大きく、協議は難航が予想される。

米政府によると、ポンペオ国務長官も協議に参加。11日の同時テロ19年を控え、11月に大統領選を控えるトランプ大統領の実績として駐留米軍撤退進展などを誇示する狙いもあるとみられる。今後の協議は双方が参加する国家体制づくりに議論が及ぶとされ、頓挫すれば戦闘激化の懸念も残る。

アフガン政府は10日、協議に出席する政府交渉団が11日にカタール入りすると発表した。

政府は10日、最後の捕虜6人をカタールに移送。アフガンメディアによると、フランスなどが自国民を殺害したとして、この6人を解放しないようアフガン政府に要請したが、カタールで監視下に置かれる見通し。

和平合意は、アフガン政府がタリバンの捕虜を最大5千人、タリバンは政府側捕虜を最大千人、3月10日までにそれぞれ解放後、同日から停戦協議を開くとしていた。

タリバンは7月、捕虜千人超の解放を主張したが、政府は殺人などに関与したとされる捕虜解放に慎重姿勢を維持。タリバンの追加解放を受け全員解放に踏み切った。

旧タリバン政権は米中枢同時テロ後、国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン容疑者(11年に米軍が殺害)の引き渡しを拒み、米軍などの攻撃を受け崩壊。その後、駐留米軍や政府側との戦闘を続けてきた。

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