LVMHが反訴、ティファニーの対応「不誠実」と主張

2020/9/11 1:15
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【ジュネーブ=細川倫太郎】高級ブランド世界最大手、仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンは10日、米宝飾品大手ティファニーを反訴する方針を表明した。買収を巡る不誠実な対応や、ずさんな経営管理があったと主張している。9日にティファニーがLVMHを提訴しており、法廷闘争が激しくなる。

LVMHのベルナール・アルノー会長兼CEOはティファニーの提訴に対抗する構えだ=ロイター

LVMHは9日、仏政府が米国の仏に対する報復関税を理由に、同社にティファニー買収の延期を求めたとして、買収撤回を表明した。これに反発したティファニーは法的根拠がないとして、LVMHを訴えた。

LVMHは10日に発表した声明で、ティファニーの提訴は「全く根拠がない」と主張。徹底的に抗弁していくとした上で、「LVMHとの関係におけるティファニーの不誠実さを示している」と断じた。ティファニーの上半期の業績と見通しについて「非常に残念」とも指摘し、赤字経営の際に多額の配当金を支払ったことなどを問題視した。

LVMHは2019年11月、ティファニーを総額162億ドル(約1兆7200億円)で買収することで合意した。数々の買収を繰り返して成長してきたLVMHにとって過去最大の案件だった。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で高級ブランド業界は大きな打撃を受け、買収の先行き不透明感が強まっていた。

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