高知市と三井住友海上、リスク対応で協定 企業支援も
高知市と三井住友海上火災保険は10日、災害や新型コロナウイルスの感染拡大に対するリスク対応など事業者と市民生活の支援に関して包括連携協定を結んだ。三井住友海上は保険会社として培ってきたノウハウやネットワーク、人的資源を使って地域の課題解決で市に協力する。
協定はリスク対応のほか、地域産業の振興・支援、SDGs(持続可能な開発目標)の推進、市の魅力向上と観光振興――など7項目にわたる。
同社はリスク対応で今後、テレワークとBCP(事業継続計画)の策定を支援するセミナーを市内で開く。台風やコロナ、サイバー攻撃と様々な危機が訪れる中、リスクマネジメントが問われている。経営改善支援で豊富なノウハウを持っているとしており、セミナーのほか個人向けコンサルタントも手がける。
三井住友海上の取り組みに関し、岡崎誠也市長は「遅れているデジタル化を進めていきたい」と話した。
三井住友海上の松井洋介高知支店長は地域産業の支援・振興で「中小企業の人事労務管理と健康経営をサポートしていく」と抱負を述べた。