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東北電力とENEOS、秋田の洋上風力事業に出資

東北電力とENEOSの2社は10日、再生可能エネルギー発電の開発を手掛けるジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京・港)の洋上風力発電事業に出資参画したと発表した。出資額は非公表。両社は、JREが入札に向け準備を進めている秋田県八峰町及び能代市沖の洋上風力発電事業に出資参画する。

公募前で開発事業者はまだ決まっていない。JREは両社の出資参画を通じて開発力をアピールし、この海域での事業者に選ばれることを目指す。

政府は7月、海域の優先利用を認める「促進区域」の候補地の一つとして八峰町及び能代市沖を選んだ。同海域が促進区域に選ばれた後、発電事業者を選定する政府の公募が始まる見込み。JREは、東北電力やENEOSと組むことで事業の実現性を高め、公募での落札を目指す。

JREは、2017年から地域関係者と交渉を進めるなど、他社に先駆けて同海域での洋上風力開発に向けた下準備を進めてきた。15.5万キロワットの出力規模をもつ発電所を稼働させたい考えだ。

もし、政府の公募を通じ事業者として選定されれば、24年にも稼働を始める見通しを持っている。

東北電力は同日、JREが山形県や青森県などで建設中の陸上風力発電施設3件にも出資すると発表した。発電所3件の設備容量は計9.7万キロワット程度を予定。年間発電量は約2億6500万キロワット時で、約6万世帯の一般家庭の年間消費電力に相当するという。23年までに運転を開始する予定。今後も東北電力とJREは共同で再生エネ開発を進めるとみられる。

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