カカオゲームズ上場、公募価格2.6倍 韓国市場に過熱感

アジアBiz
2020/9/10 15:52
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コスダック市場に上場し記念撮影するカカオゲームズの幹部(10日、韓国取引所)

コスダック市場に上場し記念撮影するカカオゲームズの幹部(10日、韓国取引所)

【ソウル=細川幸太郎】韓国ネット大手カカオの子会社でゲーム開発のカカオゲームズが10日、韓国新興のコスダック市場に上場した。取引開始時に公募価格(2万4000ウォン)の2倍の4万8000ウォンの初値を付け、その2分後には制限値幅の上限(ストップ高水準)の6万2400ウォンに達し、そのまま公募価格の2.6倍で引けた。

カカオゲームズ株は上場前の公募枠に対し1500倍の申し込みが殺到し、過熱感が漂っていた。終値ベースの時価総額は4兆5680億ウォン(約4100億円)で、今年の新規株式公開(IPO)ではSKグループの製薬会社SKバイオファームに次ぐ規模となった。

取引開始直後にストップ高となったため、上場初日の売買高は50万株にとどまった。韓国取引所によると、買い待ちの株数が2700万株に達しているという。

SK証券の李珍満(イ・ジンマン)アナリストは「カカオゲームズには買いが集中しており、11日もストップ高が続く可能性が高い」と予測する。「来週には過熱感から調整局面に入るのではないか」と指摘した。

新型コロナウイルス禍でも韓国でIPOが相次ぐのは、個人投資家が積極的に株式市場に参加しているためだ。韓国取引所によると、外国人投資家が韓国株を売り越し、逆に個人投資家が買い支える構図が続く。韓国信栄証券の金学均(キム・ハクギュン)リサーチセンター長は「金利低下と政府の不動産投資抑制で株式市場にマネーが流れ込み、株高につながっている」と分析する。

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