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宇部興産、養殖設備など2社に出資 事業創出目指す

宇部興産が出資したリージョナルフィッシュの陸上養殖施設

宇部興産は10日、スタートアップなど2社に出資したと発表した。水産物の品種改良や陸上養殖を手掛けるリージョナルフィッシュ(京都市)と、蚕の繭から生分解性を持つフィルムや化粧品を作るながすな繭(京都府京丹後市)だ。出資額は非公表。特定の分野で優れた技術を持つ企業との協業で、環境負荷低減につながる事業創出を目指す。

リージョナルフィッシュは海水魚を陸上で養殖するシステムを手掛ける。陸上養殖では大量の水を浄化して再利用する必要があるが、ろ過や殺菌に使う装置が高価な点が課題だ。宇部興産は合成技術などを活用し、少ない設備で安価に水を浄化することを目指す。

ながすな繭は繭由来のたんぱく質「シルクプロテイン」を使った製品の販売などを手掛ける。宇部興産は自社の量産化技術や販路を生かして、シルクプロテインの生産拡大に取り組む。生分解性を持つシルクプロテインの共同研究を通じて、生分解材料の知見も蓄積する。

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