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トランプ氏、コロナの脅威「故意に小さく発信」

ウッドワード氏新著

(更新)
トランプ米大統領=ロイター

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領が米国で感染が広がる前の2月時点で新型コロナウイルスの致死性や感染力といった脅威を把握しながら、対外的には意図して抑制的な発信に努めていたことが分かった。トランプ氏が著名ジャーナリスト、ボブ・ウッドワード氏に明らかにしていた。

トランプ氏は9日、ホワイトハウスで記者団に「私は人々を怖がらせたくなかった。パニックをおこしたくない」と述べ、報道内容をおおむね認めた。

米紙ワシントン・ポストなどが内容を報じたウッドワード氏の新著によると、トランプ氏は1月28日にオブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)から新型コロナについて「この政権で国家安全保障上の最大の脅威になる」と報告を受けた。2月7日にウッドワード氏と電話で話した際、トランプ氏は「このウイルスはインフルエンザよりも危険だ。致命傷になる」と繰り返したという。トランプ氏はこれに先立ち、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と電話協議していた。

米国でコロナ感染による初の死者が発表されたのは2月29日で、当時は感染はそれほど広がっていなかった。トランプ氏は対外的には「米国人へのリスクは極めて低い」「ウイルスはすぐに消える」などと話していた。

だが、3月19日のウッドワード氏との電話では当時の対応を「(リスクを)小さく見せかけようとした」「パニックを起こしたくない」などと説明した。

マクナニー米大統領報道官は9日の記者会見で「大統領は決してウイルスを過小評価してはいない。平静さを発信するのは大事だ。迅速な対応をとった」と釈明に追われた。一方、民主党の大統領候補、バイデン前副大統領は9日の演説でトランプ氏を「彼は意図的にウイルスを軽く扱った。米国民にウソをついた」と批判した。

ウッドワード氏は9月15日発売の著書のために2019年末から20年7月にかけて計18回、トランプ氏をインタビューしたといい、同氏の許可を受けてその内容を録音した。

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