国防担う防衛相、派閥より「専門性」重視

菅内閣発足
2020/9/16 18:15
保存
共有
印刷
その他

防衛相は自衛隊や安全保障政策を所管する。自衛隊の果たす役割は国際貢献や防災などに広がり、台頭する中国や核・ミサイル開発を進める北朝鮮など対処すべき事象も増えた。防衛相に求められる専門性が高まっている。

外務副大臣などを歴任し安保政策に明るい

外務副大臣などを歴任し安保政策に明るい

かつては総理府や内閣府の外局である防衛庁だった。冷戦期は日米安保体制の下で独自性を示すのは難しく、防衛庁長官は長い間、重要閣僚とみなされてこなかった。冷戦終結後に安全保障環境の悪化で重みが増し、2007年に省へ格上げされた。初代防衛相には久間章生氏が就任した。

人事でも一定の専門性が重視され、派閥均衡などの力学が働きにくい面がある。陸上自衛隊出身の中谷元氏、防衛政策の論客だった石破茂氏は、ともに防衛庁長官と防衛相を歴任した。中谷氏は通算最長在任記録を持つ。安倍政権では小野寺五典、江渡聡徳、中谷元、稲田朋美、岩屋毅、河野太郎の各氏が就任した。小野寺氏は2回就任し、通算2年10カ月間務めた。岸信夫防衛相は外務副大臣などを務め、安全保障政策に明るい。

配備計画を断念した地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替となるミサイル防衛のあり方の検討など課題は山積である。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]