久保九段勝ち、1勝1敗に 将棋王座戦第2局

囲碁・将棋
2020/9/9 20:27 (2020/9/9 21:46更新)
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王座戦第2局で永瀬王座(右)を破った久保九段(9日、京都市)

王座戦第2局で永瀬王座(右)を破った久保九段(9日、京都市)

9日朝から京都市のウェスティン都ホテル京都で指されていた第68期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負の第2局は午後8時26分、127手で先手の挑戦者、久保利明九段(45)が永瀬拓矢王座(28、叡王)を破った。対戦成績は1勝1敗のタイとなった。

持ち時間各5時間のうち、残りは久保九段4分、永瀬王座0分。第3局は24日、仙台市の仙台ロイヤルパークホテルで指される。

(投了図は▲2四香まで)

(投了図は▲2四香まで)

午前9時に始まった将棋は、先手の久保九段が5筋位取り中飛車に。穴熊を警戒し早めに攻めの形をつくる「工夫しながらの序盤」(久保九段)に対し、居飛車の永瀬王座は穴熊を選ばず慎重な駒組みを進めた。

先手の囲いが未完成なうちに、永瀬王座が棒銀で左辺から仕掛ける。対する久保九段は左辺を明け渡し、右辺に飛車を転回して攻めに転じる。つくった馬で後手の飛車をいじめながら、後手陣を少しずつ切り崩していく久保九段。徐々に差を広げて1勝目をあげた。永瀬王座は終局後、「差がつく前になんとかしたかった」と振り返った。

解説の山崎隆之八段は「久保九段は左の桂馬などほぼ全ての攻め駒を使い『さばきのアーティスト』の名にふさわしい見事な指し回しだった。永瀬王座は途中から一貫して辛抱を続けたが、力が出せない展開になってしまった」と評した。

〈指し手〉

▲7六歩△8四歩▲1六歩△1四歩▲5六歩△3四歩▲5五歩△6二銀▲5八飛△4二玉▲4八玉△8五歩▲7七角△5二金右▲6八銀△3二玉▲5七銀△3三角▲3六歩△4四歩▲4六歩△4三金▲5六銀△4二金上▲3八銀△7四歩▲3九玉△7三銀▲6六歩△8四銀▲7八飛△7五歩▲6八角△7二飛▲7五歩△同銀▲9五角△7六歩▲5一角成△8六歩▲6一馬△8二飛▲4八飛△8四飛▲5一馬△8二飛▲4五歩△6六銀▲4四歩△同金▲5八金左△7七歩成▲7四歩△7二飛▲5四歩△4三歩▲5三歩成△同金▲6一馬△7一歩▲7七桂△同銀不成▲4五歩△5四金寄▲5五歩△6四金寄▲4四歩△同歩▲6五歩△7五金▲5四歩△同金▲7二馬△同歩▲5二飛△4二桂▲6四歩△同金▲7二飛成△6六金▲5七歩△5五歩▲4七銀引△1五歩▲同歩△1六歩▲8一竜△1五角▲1八歩△3三桂▲9一竜△4五桂▲4六銀△5四金▲2六香△2二銀▲6一竜△5六歩▲同歩△同金▲4三歩△7五角▲6七桂△8四角▲6三竜△4六金▲4二歩成△同角▲4三歩△1五角▲5四竜△2四歩▲4二歩成△2三玉▲4三竜△1四玉▲3四竜△2五銀▲同香△2三銀▲2六桂△同角▲2三竜△同玉▲2六歩△3六金▲2四香まで127手で久保九段の勝ち

動画配信サービス「Paravi(パラビ)」(https://www.paravi.jp/title/59904)では24日午後5時から対局映像と、飯島栄治七段、長谷川優貴女流二段による大盤解説を配信します。
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