有楽町の高架下に商業施設 JR東、飲食店など30店舗

JR東日本は10日、有楽町駅―新橋駅間の高架下に商業施設「日比谷OKUROJI(オクロジ)」を開業する。これまで事務所や倉庫としてバラバラに貸し出していた地区を一体的に再整備した。飲食店など30店舗が出店する。
オクロジは戦前に作られたレンガ造りの高架、新幹線などが走る高架の両方にまたがる場所に位置する。総延長300メートルのエリア内に多くの店舗が入居できる区画を整備した。
居酒屋や天ぷら店、バー、鉄板焼きといった16の飲食店のほか、革製品やメガネなど14の物販店が入居する。今冬までに6店舗がさらに加わる。銀座に近いことから、おしゃれな雰囲気の店舗をそろえた。
新型コロナウイルスの影響で出店を辞退する業者も出たため、オクロジの開業は当初の予定より3カ月近く遅れた。施設内では消毒や換気などを徹底し、感染拡大の防止に努める。