コロナワクチン英社治験中断 安全性重視、拙速に警鐘
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急ピッチで開発が進む新型コロナウイルスのワクチンに対し、安全性への懸念が浮上している。英アストラゼネカは8日、最終段階の臨床試験(治験)を一時中断したと明らかにした。拙速な実用化を求める政治の動きに対して警鐘を鳴らす専門家は多く、主な開発企業も慎重な姿勢を打ち出した。
アストラゼネカのワクチンは有望な候補の一つとみられており、米トランプ政権は開発を支援、早期承認への期待を示していた。同社は日本や英...
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