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核廃絶署名、50万筆達成 長崎の被爆者、思い示せた

核兵器廃絶を求めて「ヒバクシャ国際署名」に取り組む長崎の市民団体は9日、目標としていた50万筆を達成し、長崎市で記者会見を開いた。団体の共同代表で被爆者の田中重光さん(79)は「被爆県の思いを示せた。私たちが生きているうちに核廃絶の道筋を付けてほしい」と語った。

市民団体は「『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会」。今年は新型コロナウイルスの影響で中断した時期もあったが、月1回の街頭での署名活動などに取り組み、9日時点で50万3626筆を集めた。

2016年9月に会を結成した際、呼び掛け人となった長崎の被爆者5団体代表のうち4人が既に亡くなった。当時からの代表の長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(80)は「志半ばで倒れた仲間の遺志を継ぎ、今後も反核運動に取り組みたい」と決意を語った。

署名運動は、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の呼び掛けで16年4月に開始。各団体が集めた署名を今年9月中に集約し、国連へ届ける。〔共同〕

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