小田急など新宿駅西口の新ビル発表

小田急電鉄と東京メトロは9日、新宿駅西口(東京・新宿)に建設する超高層ビルの概要を発表した。開発予定地で営業している小田急百貨店は、着工を始める2022年度までに別館を除き一時閉店する。新施設の完成は29年度を予定する。
新ビルの高さは約260メートルで地上48階、地下5階建て。延べ床面積は約28万平方メートルとなる。地上10階までに商業施設、14階より上にオフィスが入り、間にシェアオフィスなどのビジネス空間を備える。新型コロナウイルスなどの感染症対策として、人との接触を減らす取り組みや、外装に自然環境を取り入れることなども検討する。
小田急は新宿の課題の一つとして、訪れた人や企業同士が交流する場が少ないことを挙げる。開発を通して「国際競争力を強め、ビジネスアイデアが生まれる街を目指す」としている。