ゴールドジムとアプリ「FiNC」が語る筋トレの未来
筋トレ2.0(番外編)
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新型コロナウイルス禍による生活習慣の変化は、人々に健康への意識改革を迫るきっかけにもなった。トレーニングジムには少しずつ人が戻り始め、オンラインを活用したフィットネスにも注目が集まる。ジムとヘルステックと、双方の業界をリードする2人にウィズコロナ時代の筋トレのあり方を聞いた。
フィットネス産業には成長の余地
ゴールドジムを展開するTHINKフィットネス社長の手塚栄司さん 1961年生まれ。86年に前身の有限会社スィンクを設立し、フィットネスクラブの運営とバーベルなどの筋トレ関連商品の輸入販売を始める。95年、米ゴールドジムと米国外では初となるフランチャイズ(FC)契約を結び、東京に1号店を開設。2006年、現在の社名に変更。全国に90店舗を展開する。...

最も古い記録は紀元前2500年ごろに遡るとされる筋トレ。己の肉体を鍛えるための「苦行」が近年、姿を変えつつある。筋トレを通じて企業トップはマネジメントスキルを磨き、女性は自信を手に入れる。プロテイン商品を日常的にコンビニで目にするほど「筋肉市場」も拡大。ライフスタイルやビジネスに深く浸透した筋トレは、「2.0」の時代に突入した。(この連載は本編4回と番外編1回で構成します)