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8月の中国消費者物価2.4%上昇 食品が押し上げ

【北京=川手伊織】中国国家統計局が9日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.4%上昇した。豚肉など食品の値上がりが主因だ。食品を除く指数は0.1%の上昇にとどまった。所得が伸び悩むなか、食品以外では物価を押し上げる力が弱い。

主要国の中央銀行が物価の基調を分析する際に重視する「食品とエネルギーを除く」指数は0.5%上昇した。伸び率は前月と同じだった。

8月は生鮮野菜の値上がり幅も拡大した(北京市内の小売店)

品目別では衣服が0.3%、靴類が1.2%、家電が2.1%それぞれ下落した。家賃、旅行などサービス価格も前年を下回った。

一方、食品価格は高止まりする。感染症の流行や長江流域の洪水で供給が落ち込んだ豚肉は53%上昇した。生鮮野菜なども値上がりを続け、食品全体では11.2%上昇した。食品価格の上昇がCPI全体を押し上げた。

同時に発表した8月の卸売物価指数(PPI)は前年同月比で2.0%下落。7カ月連続で前年同月を下回った。原油価格の上昇で下落幅は7月(2.4%)より縮まった。

業種別では、素材・中間財で石炭や化学繊維が卸売物価を下押しした。自動車が0.3%、パソコンや通信機器が0.6%それぞれ下落した。

PPIは前月比では0.3%上昇した。3カ月連続で前月の水準を上回った。石油・天然ガスが前月比で3.6%伸び、全体を押し上げた。

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