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「威嚇射撃受けた」中印が互いに非難、係争地巡り

中国とインドの係争地域で、両軍が互いに相手が「発砲した」と非難し合う異例の事態に陥っている。インドメディアによると発砲が事実なら45年ぶり。国境周辺には両軍計約10万人が集まっているとの観測があり、緊張が高まる懸念がある。

中国人民解放軍でインド方面を管轄する西部戦区の報道官は8日「インド軍が中国側に進入し、中国の部隊に威嚇射撃をした」と主張した。「現地の情勢を安定させるため、対応する措置を取らざるを得なかった」と説明した。措置の内容は明らかにしていない。

中国共産党系メディアの環球時報の胡錫進編集長は8日「解放軍は最悪の事態に備えている。いかなる衝突のレベルにおいてもインド軍を打ち負かす自信がある」と英語でツイートした。

インド国防省も8日、中国の指摘に関し「威嚇のため発砲したのは解放軍だ」と反論する声明を出した。「インドが緊張緩和に取り組む中、中国は事態をエスカレートさせるような挑発的企てを続けている」と批判。「今月7日に中国軍が実効支配線沿いに展開するインド軍前線に近づき、制止にもかかわらず空中に2、3発威嚇射撃した」と指摘した。

声明では中国の批判に対し「中国国民や外国を欺くものだ」と不快感を表明。インド軍は「重大な挑発に対し、自制し責任ある態度を守った」と主張した。

両国の国防相は4日にモスクワで会談し、対話や協議を通じて解決する方針を確認したばかり。中印メディアは10日に両国外相が会談する見通しと伝えている。

西部戦区の報道官は今回「談話」の形でインドを批判した。6月に発生した衝突で中国とインド双方に死傷者が出た際には談話より格上の「声明」を出してインドを非難している。

(馬場燃、北京=羽田野主)

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