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「ドコモ口座」使った不正利用、七十七銀や中国銀で

NTTドコモは8日、電子決済サービス「ドコモ口座」を使った銀行口座の不正利用が複数起きていると明らかにした。少なくとも七十七銀行(仙台市)や中国銀行(岡山市)、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)で確認され、さらに数行で広がる可能性があるという。不正利用があった銀行口座の新たな登録を停止するなど対策を進めている。

ドコモ口座は銀行の口座を登録しておくと、インターネット上の買い物や送金などができる電子決済サービスだ。

中国銀では、4日に顧客から「身に覚えのない引き出しがあった」との問い合わせがあり、口座の不正利用の被害が発覚した。「(中国銀の)システムから口座番号や暗証番号などの情報が漏洩した事実は確認されていない」(広報CSRセンター)としている。七十七銀でも被害金額は非公表だが、数十件の被害があるという。

一方、ドコモは同社のシステムへの不正アクセスはなく、情報が盗まれた形跡もないとしている。何者かが不正に取得した銀行の口座番号とキャッシュカードの暗証番号を使って、ドコモ口座を開設し、銀行口座からドコモ口座に送金して引き出した可能性がある。

銀行口座からドコモ口座に入金するには、1回限りの使い捨てパスワード「ワンタイムパスワード」や電話認証など複数の認証手続きをするが、具体的な手法は金融機関によって異なるという。業界関係者によると「本人確認が甘かった銀行が狙われたのではないか」との見方も出ている。

一連の問題を受け、ドコモは七十七銀、中国銀、大垣共立銀の3行でドコモ口座の新規登録を停止した。一方、ドコモ口座を使う残りの30強の金融機関に対しては、現時点で一斉に同様の措置を求めることはしない。

ドコモ口座を使うには、ドコモの顧客ID「dアカウント」を作る必要があり、ドコモ以外のユーザーでも利用できる。dアカウントを作るには2段階認証が必要だが、メールアドレスだけで登録できる。今後、携帯電話番号の登録を求めるなど対策を強化する。

東邦銀行(福島市)もドコモ口座を利用した同行口座の不正利用が発生したと発表した。ドコモは被害状況の確認を急いでいる。

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