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スー・チー氏「真の民主主義のためNLDに投票を」

11月実施のミャンマー総選挙がスタート

8日、スー・チー氏の写真をあしらったマスク姿で候補者の街頭演説を見守る女性(ヤンゴン)

【ヤンゴン=新田裕一】11月に実施されるミャンマー総選挙で政党や候補者のキャンペーンが8日、一斉に始まった。事実上の政府トップ、アウン・サン・スー・チー国家顧問が率いる与党・国民民主連盟(NLD)に複数の少数民族政党や国軍系政党が挑む。NLDには逆風が吹く。非改選議席を含め、上下両院の合計で単独過半数を維持できるかが焦点だ。

スー・チー氏は自身のフェイスブックに党旗掲揚式の動画を投稿した。「真の民主主義のためにNLDに投票して欲しい」と呼び掛けた。

ミャンマーでは8月下旬から新型コロナウイルスの感染が再拡大し、6日にはスー・チー氏の使用人2人の感染が明らかになった。大きな政治集会は開けないが、最大都市ヤンゴンでは自動車や家屋にNLDの旗を掲げる有権者が目立った。

NLDは2015年の前回総選挙で改選議席の約8割を獲得した。今回は人口の約3割を占める少数民族に「スー・チー氏離れ」が広がる。

8日、ヤンゴン市内で街頭演説するNLDの候補者

多くの少数民族が自治権の拡大などを求め、国軍と武装闘争を続けている。和平に向けたスー・チー氏の努力が足りないとの不満を募らせる。今回の総選挙では有力な民族政党が台頭し、NLDの議席を脅かす。前回総選挙で大敗し、政権を追われた国軍系野党の連邦団結発展党(USDP)の勢いは強くない。

今回は5年間の任期満了に伴う総選挙で、改選対象は上下両院の合わせて498議席。定数は計664議席だが、軍事政権が定めた憲法の規定で25%はあらかじめ国軍に割り振られている。両院計でNLDが単独過半数を維持するには改選議席の3分の2(333議席)が必要。上下両院のそれぞれは1選挙区で1人当選する小選挙区制だ。

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