7月の経常黒字27%減 海外からの配当金減少

2020/9/8 10:01
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財務省が8日発表した7月の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの取引状況を表す経常収支の黒字は1兆4683億円と前年同月に比べ27.4%減った。海外の子会社からの配当金など直接投資収益が減ったほか、訪日客の減少で旅行収支の黒字幅も縮小した。新型コロナウイルスによる世界的な経済活動の停滞の影響が続く。

経常収支は輸出から輸入を差し引いた貿易収支や外国との投資のやりとりを示す第1次所得収支、旅行収支を含むサービス収支などで構成する。

貿易収支は1373億円の黒字(前年同月は827億円の赤字)だった。輸出は5兆2294億円と19.6%減少した。米国向け自動車などの輸出が落ち込んだ。輸入は5兆922億円で22.6%減だった。

海外との投資のやりとりを示す第1次所得収支の黒字は1兆7827億円で、25.1%減少した。海外子会社の業績が振るわなかったことなどで、配当金の受け取りが減った。

訪日外国人の消費から日本人の海外旅行での消費を差し引いた旅行収支の黒字は215億円だった。訪日客の旅行が盛んだった前年同月の2634億円に比べて大幅に縮小した。旅行収支を含むサービス収支は3495億円の赤字だった。

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