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南シナ海、力の行使自制を 米中念頭、ARF声明案

【バンコク=共同】12日にベトナムがオンライン形式で主催する東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議の議長声明原案が5日、判明した。米中対立の激化で緊張が高まる南シナ海情勢への「懸念」に加え、力の行使や威迫の自制を促す内容が盛り込まれた。

手をつなぐポンペオ米国務長官(前列左から3人目)と中国の王毅(ワン・イー)外相(タイで開催した2019年のARF)=ロイター

ARFはアジア太平洋地域の政治・安全保障を話し合う多国間協議で、東南アジア諸国のほか米中や日韓、北朝鮮などで構成。12日の閣僚会議では米中の見解が注目されており、議長声明の内容を巡る駆け引きも続いているとみられる。

外交筋によると、声明原案には、南シナ海の軍事拠点化を進める中国を念頭に「地域の安全と安定を損なう可能性のある埋め立てや活動に対して示された懸念に留意する」との表現が盛り込まれた。

これに加え「状況をさらに複雑化させ得る行動を回避し、力や力を行使するとの脅しを使わない」との文言が入った。昨年は軍事力行使への直接的な言及はなかった。

南シナ海では今年に入り中国公船によってベトナム漁船が沈没させられたほか、先月には中国が弾道ミサイルを発射。米軍も活動を活発化させており、こうした状況を踏まえたとみられる。

声明原案では北朝鮮情勢にも触れ、対話の重要性を強調。米朝や南北の協議が滞っていることを念頭に、すべての当事者に「平和的な対話の再開」を促した。

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