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アップルにゲーム配信再開求める フォートナイト開発元、米地裁に

「フォートナイト」に加えてエピックゲームズのすべてのゲームが配信停止になっている(写真は2019年の米ゲーム見本市「E3」)

【シリコンバレー=奥平和行】人気ゲーム「フォートナイト」の開発元、米エピックゲームズは4日、米アップルにスマートフォンのアプリの配信再開を求める仮差し止めを申し立てた。アップルはエピックが規約に違反したとして、フォートナイトを含むエピックのすべてのアプリの配信を8月28日から停止していた。

米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に仮差し止めを求めた。エピックはアップルが「iPhone」など同社の基本ソフト(OS)「iOS」を搭載した製品を対象としたアプリ配信や課金を独占していると改めて批判し、配信停止により自社や利用者が回復不能な損害を受けると主張した。裁判で得られる利益に対して損害が圧倒的に大きいことも理由として挙げた。

裁判所に提出した書類によると、フォートナイトの世界の登録プレーヤーは3億5000万人に達し、これまでにiOSを搭載した機器を通じて遊んだプレーヤーが1億1600万人にのぼるという。iOSを通じて遊ぶプレーヤーのうち、63%が家庭用ゲーム機やパソコンといった代替手段を使っていないことも説明した。

エピックはアップルがスマホなどに対するアプリの配信や課金を独占していることに反発し、独自の課金サービスを8月13日に導入した。アップル側はエピックの措置が規約に違反するとしてフォートナイトの配信を同日に停止。28日にはエピックの開発者としての登録を取り消し、ほかのアプリも配信サービスから削除していた。

エピックは開発者としての登録を抹消するのは行きすぎた行為との立場で、8月17日に報復をやめることを裁判所に求めていた。この結果、エピックがほかのゲーム会社などに提供している3次元(3D)コンテンツを開発するためのソフトは対象外となったが、アプリの配信は停止の状態が続いている。

アップルがアプリ内課金を対象に30%の手数料を徴収していることに対しては一部の開発者から「高すぎる」との声が上がり、米フェイスブックや米欧の有力メディアで構成する業界団体なども改善を求めている。一方、アップルは世界各地での販売促進や安全確保には費用がかかり、他社や過去の事例と照らし合わせても適正との立場をとっている。

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