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朝ドラ再開、主演の窪田正孝「心に応援歌を届けたい」

「当たり前のことが当たり前じゃなくなり、コロナでギスギスした世の中と戦時中が僕の心の中でつながっているように思えた。音楽を題材にしたドラマで応援歌を届け、幸せな気分になってもらえるとうれしい」。NHK連続テレビ小説「エール」に作曲家役で主演し、日本の朝の顔となった俳優の窪田正孝はそう語る。新型コロナウイルスの感染拡大で2カ月半に及ぶ放送の中断からようやく再開。自ら「シーズン2」に例える後半の収録に力を注いでいる。

ドラマは昭和時代を代表する作曲家・古関裕而と妻・金子をモデルに、フィクションとして古山裕一(窪田)と音(二階堂ふみ)の作曲家夫妻を描いている。古関は戦時色が濃くなる中で「露営の歌」や「暁に祈る」などの戦時歌謡をヒットさせ、戦後は戦争で傷ついた人々を励ますような音楽を次々に生み出した。「古関さんの音楽は軍事歌謡にしても、どこかそこに愛情があると感じる。絵を描いたり、カメラで家族を写したりといろんなことに興味を持ち、毎年、奥さんと年賀状を送りあったりしていたと聞いた。そんな人柄から生み出される音楽だからこそ、戦後も活躍できたのではないか」。

古関は生まれ育った福島県の風景や自然を感じながら作曲に取り組んだと見ており、「その体を通して音楽を届けるイメージは、古関さんも(フィクションの役である)裕一も変わらないと思いながら演じている」と話す。収録が中断していた間も「福島弁だけは忘れたくなかった」として録画したドラマを見直したり、日常に福島弁を取り入れたりしていた。

古関作品で好きなのは高校野球でおなじみの「栄冠は君に輝く」。野球少年だったころ、応援していた横浜高校の松坂大輔投手(当時)の名勝負映像でこの曲が流れ、「忘れられなくなった」という。「試合に負けた人や、野球だけではなく頑張っている人たちすべてにささげた曲だと思い、改めて好きになった」そうだ。

(関原のり子)

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